2025年11月11日 うりくらげ様


メッセージありがとうございます。
まさか、最後まで読んでいただけるとは思っていませんでした……。長編である上に、お好きなCPも異なりますのに……。
お読みくださってありがとうございます、という言葉では足りないほどです。
それなのに、勿体ないほどのお褒めの言葉まで、痛み入ります。
自分の文章の印象は、やはりどうしても自分自身ではわからないため、そのように描写していただけて光栄です。

あのエピローグは、本来書くつもりのないものでした。
しかし、4章あたりを書いているころから段々と、あのハイデリヒとエドワードさんに幸せな結末をあげたくなってしまいました。
今思えば、例の100歳の兄さんのIfストーリーであるOVAに触発されたのかもしれません。
シャンバラは、あの後にさらなる苦難が次々と待ち受けているのがわかっているからこそつらいですが、兄弟が最後に決意したとおり、あれほど歳を取るまであの世界で生きてくれたら、あの結末に涙したすべてのファンにとって大きな救いだなと思っています。

私が書いた二次創作では、エドワードさんは錬金術世界に戻りましたが、彼女はそれでも後悔を抱かずに生きてはいけないと思いました。
とても自責の念の強いひとだからこそ、後悔して、己を責めて、苦しい人生を送るのだと思います。
だからこそ、その努力や苦しみのすべてを肯定するような、その先にある救いを見せてあげたくなったような気がします。

私も、決して弟とハイデリヒがエドワードさんを取り合うのではなく、それぞれに幸せな世界があればいいな、と思います。
彼女はどちらのアルフォンスのことも、本当に愛していたはずなので。

また、ハイデリヒが仲間の理解と協力を得る二次創作と出会えて嬉しくなったというお言葉に、私こそ嬉しくなりました。
私はずっと、ハイデリヒたちがトゥーレ協会の指示されたとはいえ、ロケットに武器をつけていたことを疑問に思っているので、そこに言及したくなったのもあのような展開にした理由です。
お恥ずかしながらフォン・ブラウン博士のことは知らなかったのですが、確かにこの人なら彼らを迎え入れてくれそうですね!
きっと本編であのままハイデリヒが生きていたら、オーベルトとともにナチに協力する未来があったと思うので、なんだか希望が見えた思いです。教えてくださってありがとうございます。
チームの皆が、仲良く寄り添うように生きていたハイデリヒとエドワードさんのことを、折にふれて嬉しそうに話しているのを想像して、私が救われた気分です。
彼らはきっと、あのふたりのことを悲劇としては語らないと思います。

自意識過剰な言い方かもしれませんが、私の書いた話のために、お時間を割いてお言葉を綴ってくださったことがとても嬉しいです。
手前味噌ですが、この長編は19年分の想いをぶつけるような気持ちで書いたので、あのハイデリヒとエドワードさんのことを、私も愛おしく思っています。
そのふたりを祝福してくださるようなメッセージを、本当にありがとうございました。

年末も近づき、段々とお忙しくなる季節かと思いますが、どうか健やかにお過ごしください。


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